グーグルアナリティクスを見ていると、滞在時間(もしくはセッション時間)という指標がありますよね。
この指標はSEOに有効と言われています。
今回は、SEOに有効となるように滞在時間を伸ばす方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
滞在時間が長いことによるメリット
滞在時間が10秒の記事 と、
滞在時間が10分の記事 の二つの記事があるとしたら
あなたはどちらの記事が読みたいですか?
後の記事ですよね?
滞在時間が長いということは、訪問者がじっくり記事を読んでいるということです。
訪問者が長い時間記事を読むということは、訪問者にとって良い記事だったということになります。
グーグルはそれを良質な記事と判断し、上位表示させる一つの要素としています。
上位表示されるとアクセス数が増えるということになります。
つまり、SEOに有効ということですね。
滞在時間は最低でも1分30秒以上を目標に
ただただ滞在時間を延ばすといっても、どれくらい滞在してもらう記事をつくれば良いかわかりませんよね。
そこで参考にするのが、有名ブロガーさん達の獲得する平均滞在時間です。
有名ブロガーさん達の獲得する平均滞在時間はというと、「おおよそ1分30秒」です。
「え?そんな理由?」と驚くかもしれませんが、これが出来ているからこそブロガーとして成功されているので、理に叶った値であると言えます。
逆に言うと、最低でもこの時間の滞在時間を獲得できなければ、有名ブロガーにはなれないということです。
彼らと同じ量をこなすことは必須の条件でしょう。
1分30秒以上滞在される文字数の目安は?ということになると思います。
人が文字をしっかり理解して読もうとすると、1分間当たり400字~600字と言われています。
しかし実際はサラッと読むことが多く、30秒もあれば600字ぐらい読めてしまうんです。
逆算すると、1分30秒読んでもらえる文字数は1,800字は必要になってきます。
ただ、全員が1,800字を読んでくれるとは限りません。
途中で離脱してしまう訪問者がいることを想定して、2,000字以上は欲しいところです。
もちろん、それ以上の滞在時間を獲得したい方は独自でにコンテンツを追加すると、より滞在時間を延ばせるのではないかと思います。
(注)文字数はあくまでも目安です。無理にダラダラと書いてしまうと読者を疲れさせてしまい、離脱の要因になってしまいます。
(参考)PV数という観点から言うと、文字数は関係なく1,000文字以下でもPVを獲得することが可能という方がいますが、実際に1,000文字で読者を満足させる記事を作るのは至難の技ですし、僕自身そんなページを見たことがありません。
濃い内容にするための文字数は必ず効果はありますよ。
読者は記事を読むのに時間をかけない
文字をじっくり読む人は、1分間当たり400字~600字と言われています。
では、滞在時間1分30秒を獲得したいと思った場合、単純計算で1,500字ということになりますね。
しかし、解析ツールで確認すると、思ったほど滞在時間が伸びないことも多い。
いったいなぜでしょうか。
あなたも読者の気持ちになってみると良くわかります。
知りたい情報をキーワードで検索しますよね、
開いた記事を最初から最後まで読みますか?
ほとんどの方は、時間を欠けずに情報を得たいはずなので、次のような読み方が考えられます。
①冒頭を読み、知りたい情報がなさそうだから離れる
②ある程度読み進めた後に離脱する
③サッと流し読みをし、気になるワードがある箇所の付近を読む
④冒頭、見出しを一通り読み、気になる見出しに戻って読む
滞在時間を伸ばすには、①~④の読み方を、いかにさせないようにするかということになります。
ではこのような読み方をさせたいためには、具体的にどうすれば良いかということになりますね。
①~④を防ぎつつ滞在時間を延ばす方法をご紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
滞在時間を伸ばす5つのコツ
滞在時価の長い記事の特徴は、じっくり書かれている記事であるかということです。
項目ごとに無駄なく情報が詰まっていて、しかも分かりやすいとしたら、読む価値がありそうと思わせることができますよね?
そう思わせてしまうことができれば、じっくり読んでもらえるようになり、滞在時間を長くすることができます。
1.タイトルと本文の相互性を高める
タイトルと本文の相互性を高める最大のメリットとしては、『①冒頭を読み、知りたい情報がなさそうだから離れる』を防ぐことにあります。
あなたのページに読者が来たということは、あたなが付けた記事のタイトルをみて「求める情報がありそう」と判断してくれたからです。
欲しい情報がありそうで着てみたけど、フタを開けたら全然違う内容だったら、それは離脱して当然。
いくら集客できるキーワードをタイトルに含んでも、本文とミスマッチしていれば滞在時間は皆無になります。
タイトルと本文がきっちりマッチしていることを確認しましょう。
2.グラフ、図を有効に使う
グラフや図を有効に使うことは、滞在時間を延ばすことにつながります。
まず、グラフや図を1つ追加することで、滞在時間はだいたい3秒伸びると言われています。
記事中に3枚のグラフや図を入れることで9秒伸びるということになります。
1分30秒の滞在時間を目標としていた場合、全体の10%を占めることになりますね。
さらに、読者へイメージしてもらいやすくなるというメリットもあります。
文章で説明しようとしてもなかなか難しい場合、積極的に画像を用いた方が、読者に優しい記事になります。
グラフや図を使うことで、滞在時間も伸ばせるし、イメージしてもらい読みやすい記事になるのであれば、ぜひとも使うべきです。
もう一つ付け加えると、関連性の高い動画も有効です。
記事中に組み込み再生してもらえれば、その分滞在時間が伸びるので、有効な戦略でしょう。
(注)関連性のない写真、図、動画の乱用は不快感を与えてしまいます。必ず関連性のある図、グラフ、動画を選定し、不用意な乱用は避けましょう。
3.実体験、例を書く
文字数に困ったときにぜひ取り入れてほしいのがこちら。
実体験や例を書くということです。
●実体験を書くことのメリット
実体験を書くことのメリットは以下のものです。
- 新たに考えたり調べたりしなくて良いので、効率よく文字数を増やせる。
- あなたの人物像も伝えることができ、親近感を与えることができる。
文字数を簡単に増やしつつ、あなたとった行動を伝えることができます。
思考、思想は行動にでますので、あなたのとった行動から、あなた自身の人物像が伝わります。
●例を書くことのメリット
例を書くことのメリットは以下にものです。
- 説明の難しい物事を簡略化して伝えることができ、伝わりやすい。
例として、「万有引力」という現象を、「りんごと地面」にを用いて説明するとしましょう。
下の2つの文章を比較してください。
例.1
万有引力(ばんゆういんりょく、英語: universal gravitation)または万有引力の法則(ばんゆういんりょくのほうそく、英語: law of universal gravitation)とは、「地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(=引き寄せる作用、引力、重力)を及ぼしあっている」とする考え方、概念、法則のことである。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
例.2
万有引力とは、すべての物体間に普遍的に作用する引力。二つの物体のうち、質量の大きい方が引力は大きい。例えば、手に持ったりんごを高い所で手放したとき、いずれりんごは地面に落ちる。りんごと地面(地球)の質量を比較すると、地球の方が質量が大きいため、引力は大きくなる。そのため、りんごは地面に引き寄せられる。
「例.2」は身近な現象でイメージしやすく、小学生でも理解できますね。
このように、例を使うことで伝わりやすさが格段にアップします。
とても簡単なので、おすすめ度MAXです!!
4.同じとらえ方をしてもらう工夫をする
読んだ全員が同じとらえ方ができるということは、伝えたい内容が全員に伝わっているということです。
内容がしっかり伝わっているということは、「この先も読みたいな」という欲が継続される可能性が高くなります。
つまり、「②ある程度読み進めた後に離脱する」を軽減できるということです。
例えば、あなたが肉じゃがのレシピを作るとします。
このレシピを2人の料理人に渡し、レシピ通り作ってもらいます。
あなたが作ったレシピが正確に2人の料理人に伝われば、2人は全く同じものを仕上げることができます。
では仮に、2人が完成させた肉じゃがの「いもの大きさ」が違ったとします。
細かく切るかもしれませんし、一口サイズに切るかもしれません。
このレシピに「いもを切る」と書いていれば、当然同じ大きさにはなりません。
では、「いもを3cmの大きさに切る」と記載があればどうでしょうか。
いものサイズは同じになりますね。
でも正方形だったり、三角だったりするかもしれません。
では、「いもを3cmの大きさで乱切りにする」と記載があればどうですか?
大きさ、形が同じになるはずです。
5.読みやすくする
読者はあなたの書いた記事タイトルを見て、”欲しい情報がありそう””と判断したから記事を見てくれているはずです。
つまり、じっくり読んでくれる人もそれなりに多いということです。
しかし、記事が読みにくければ、読者を疲れさせてしまう可能性があります。
疲れた読者は、「②ある程度読み進めた後に離脱する」かもしれません。
なので読みやすい工夫をする必要があります。
実際になにをするかというと、
- 見出しをつけて項目を区別する
- 見出しにナンバーを付けて読んでいる箇所がわかるようにする
- 改行をしっかり使う
- 文字装飾(太字、テキスト色、文字サイズ)を用いる
などです。
せっかく読むつもりで来てくれたのだから、できるだけじっくり読んでもらいましょう。
(注)上の策を取り入れたとしても、基本的な文章構成ができていなければ、同じく離脱の原因になります。
まとめ
滞在時間はSEOに有効なので伸ばした方が良いです。
僕の感覚になってしまいますが、滞在時間の目標として、有名ブロガーさんの平均滞在時間である1分30秒が良いでしょう。
読者は時間をかけて記事を読むことは少なく、読みたいところだけを読むことが多ので、じっくり読みたくなる工夫が必要です。
じっくり読んでもらうには、上の記事を参考に作ってみて下さいね。
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